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「こども本の森 松山」には、絵本や物語を中心に4,000冊以上の本を配架しています。これらの本は、市民へのインタビュー、市の検討会や有識者の意見をもとに、ブックディレクターの幅允孝(はば よしたか)さんが選書しました。ミュージアムとの一体性や、俳句やことば文化などの松山らしさを意識し、「21世紀を生きる私たちの本棚」「歴史はつながる」「松山から世界へ」など、9つのテーマで分類しています。
「こども本の森 松山」で、お気に入りの一冊を見つけてください。
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「こども本の森 松山」では、こどもたちの好奇心や想像力を誘発しひろげる、あらゆる種類の本を収集しています。絵本や児童文学、幼年童話など、こどもたちに向けた書物を中心に選書しつつ、一方では本の対象年齢にとらわれずに、図鑑や写真集、アートブックなども扱います。素直なまなざしで世界を見ることができる感受性豊かな幼少の時期に、こどもをこども扱いせず、しっかりと本物に触れることができる環境を整えること。そして、大人とこどもが同じ本を読みながら時間と空間を共有できる場所にしていきたいと考えます。
また、「地場を大切にしながら、世界と自身の結び目をつくる図書施設」という選書コンセプトのもと、書物の配架と文脈が連綿とつながる「グラデーションのある円環としての本棚」づくりを進めました。歴史を多角的に見つめ、一義的ではないグローバルヒストリーの伝達を目標にしながら、異なる社会や文化に生きる人々への理解を深め、他者に対する慮(おもんぱか)りや寛容の気持ちを育むことを目指しています。

「こども本の森 松山」の中にある青りんごは、アメリカの詩人サミュエル・ウルマンの詩「青春」をモチーフに、安藤忠雄さんが「青春のシンボル」としてデザインされました。
「青春とは人生のある期間ではない、心のありようなのだ」などとつづられた詩に共感した安藤さんは「目指すは甘く実った赤リンゴではなく、未熟で酸っぱくとも明日への希望へ満ち溢れた青りんごの精神」との想いを込めてつくられました。
「こども本の森 松山」のオープンに向け、2024(令和6)年10月9日から11月30日にかけて「未来を担うこどもたちにぜひ読んでほしい本」の募集を行い、1,322冊の本をご寄贈いただきました。誠にありがとうございました。
現在、「こども本の森 松山」では、本の寄贈について受付を行っておりません。
送付いただいた場合、取り扱いなどは当館に御一任いただくものとし、取り扱いについてお問い合わせいただいてもお応えできかねます。
ご理解いただきますようお願い申し上げます。